2008年10月20日

Nuesery Rhyme

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久しぶりに、というかここまで『萌え』たのは初めてかもしれない。

シナリオは糞でした。色々なエロゲーやサウンドノベル・テキストアドベンチャーをやってきたけど、ここまでシナリオがツマラナイのは初めてだ。いや、もはやツマル・ツマラナイではない。シナリオはないも同然?
でもだからこそ、その分キャラの可愛いさのみが目立つ。キャラを『可愛く』魅せる、という点においてはほかの作品から一線を博している。

ニコニコではきしめんで有名。まぁそれで勝手にいい作品なんだろうと勘違いしてたって点も少なからずあろうが。
『OPとキャラ』のみのゲーム。キャラは本当に可愛い。絵やCGもだけど、キャラとして可愛いと評価できる。

さて、ここからけちょんけちょんに貶していきます。

ストーリーは、ちょっとしたファンタジー。ヒューマン・エルファン(エルフっぽいもの)・ランカン(獣人っぽいもの)と3種の人種が存在する世界。あと若干魔法が存在するが、それ以外は現実と大差なし。
主人公が学園に入学するところから物語は始まります。いざ、入学というところで両親の都合により下宿をすることになった主人公。下宿先は母親の知人、過去に何度か顔をあわせたことのある幼馴染とまではいえないような双子の女の子の住む家。
ヒロインは双子+下宿人2人と隣の子。
さて、ヒロイン別にシナリオで貶していくまえに少し補足。共通ルートは、女の子の魅力を十分に引き出し、全体的にギャグテイストであり。別にこれといって悪い部分はない。まぁ主人公の設定が究極のニブチン朴念仁であるために人によってはやっていてイライラするかもしれない。そして個別ルートのシナリオが糞なので、キャラが可愛いならそれでいい!っていう人以外にはオススメしない。自分はかなりストーリーを大事にする方だけど、今回はキャラの可愛さが反則的なまでに最高点なので許容できます。ストーリーとしてキャラを魅せるではなく、もうキャラはキャラとして確立して魅せることもできるんだなぁとある意味勉強になった。


マキナ:
双子の妹。一応メインヒロインの片割れ。運動神経がよくソフィロスというラクロス魔法版みたいなスポーツのトッププレイヤーで、学園にはスポーツ推薦で入学している。しかし勉強の方はからきし。元気がよく、クラスでも部活でもムードメーカー。可愛いです、もう超萌える。Hシーンの正常位のCGなんて壁紙にしてぇくらいに萌えた。
この子のルートは、スポーツでがんばるもちょっとした不注意で怪我をして、全国大会に出場できなくなってしまうという感じからスタート。それを、主人公は特に励ます『でもなく』、立ち直らせる『訳でもなく』、立ち直りかけたところでちょっと話すという程度。それまでは徹底的に避けられるっていうのもあるが・・・いやぁ、その理由が弱い。「大口叩いといてこの様。あわせる顔がない」という程度。
そしてその一件はそれで解決。いつのまにやらお互いが好きなことに『なっていて』、でも2人とも奥手なので周りがやきもきする的な話。主人公はニブチンな設定なのにいつの間にか彼女の気持ちには気づいているが『何をするでもなく』、彼女から告白させて『うん、僕も・・・』というなんともさっぱりした反応。なんじゃそりゃ?
彼女を立ち直らせようとがんばる中、彼女に家族以上の感情を持っていることを知る、というわけでもなく。周りの働きかけもあって彼女の気持ちを知り、自分から動く・・・わけでもない。ん?というかこれはストーリーがダメというよりただ主人公のキャラがダメなだけじゃないか?

まぁでもそれでもまず、人物の心理描写が甘すぎてもうわけがわかりません。このゲームなんかほとんどそんな感じだけど、「いつのまにやら主人公が惚れられてました」って後付みたいな感じになる。
で、主人公は主人公でいつから彼女を意識し始めるかって部分が非常に曖昧。もともと家族として一緒にすんでるわけなんだから、その辺りの線引きがきっちりないと見ているこっちとしては理解できない。個別ルートはそんなに長くはないんだけど、それでも10回以上は突っ込みが入ると思われます。
つまんねぇ5流映画だけど、なんで出てるんだよってくらい綺麗な女優さんが出てる。みたいな感じですねぇ。それを面白いと思うか見なきゃよかったと思うかは人次第。


ユキナ:
双子の姉。しっかりもので、勉強もできる。下宿先の家事全般をこなす(母親を手伝う)。趣味はガーデニング。妹とは違い頭の回転が速い娘、なのでちょっと意地悪な小悪魔的な部分も持っている。

もうね、超可愛い。彼女にするなら即答でユキです。っていうか、頭の回転速い娘大好きなんですよ自分。

彼女ルートの場合、まず主人公は基本的に弟扱いであるということ。主人公は共同生活の中、2人っきりで数日過ごしたりして彼女に惹かれていくが、彼女には彼女で憧れる相手がいる。しかしその男が婚約者を連れてくることで、彼女の恋(?)は告白することなく終わる。んで、主人公を利用して心の傷を埋めようとするんだけど・・・。

ここからの展開がまったくわからない。主人公はニブちんだけど究極にいい奴。なので同情でもいいみたいな、それでも彼女の傍にいてやれたらみたいな菩薩のような気持ちでユキの隣にいるわけですが。その主人公に、『いつ』『なんで』ユキのスイッチが入ったか謎。いつのまにか過去を振り切って主人公好き好きになってるとか・・・ありえなくねぇ?描写、しろよ。もう苦笑というか失笑レベルのシナリオでした。過去の2人の花に纏わる忘れていた記憶なんかも出てくるんですが、それもまぁ中途半端。なくてもいい程度。せっかく過去に面識のあった双子の子、って設定なのにまったく使われてねぇ。アホか・・・。


ティータ:
ツンデレお嬢様。家が隣で、双子とはライバル兼親友みたいな感じ。越して来たその日、窓から彼女の着替えを覗いてしまうという究極に最悪な出会いからスタートするんですが。
共通ルートは基本ツン。ながらも、主人公が冴えない男から髪を切るだけで周りもざわつくいい男に変身する辺りから、若干主人公を意識しだす。んだよ結局外見かよw
社長令嬢でそれ関係の仕事も忙しい、スポーツ優秀なマキナと競い、勉強優秀なユキナとも競いで結構無理してる子。それに気づき彼女を気遣う主人公、ってのが彼女ルート。
主人公が忠告するも無理があたたり体調を崩すが、それが特に何かつながる『わけではなく』、彼女の生徒会選挙をしている間にいつの間にかラブラブ。教室Hと・・・「は?」といいたくなるような展開。彼女もまぁ主人公のこと気に入ってるんだろうなぁって前兆はあるけど、どこから「恋」が始まったかは不明。主人公もニブチンなのに、彼女に惚れてる自分を自覚しているという。いやぁ、わけがわかりませんな。
そしてなにより、こんなツンデレ許せるか!!いや、ティータは可愛いよティータは。でも、ツンデレであるならば、「はいデレた〜」といえる瞬間がなきゃダメだろJK!気がついたらデレてた、なんてそんなのツンデレ大好きっ子のわしは認めんぞ!!!
・ ・・でも可愛いの。


クルル:
ランカンの天才少女。獣耳に尻尾・・・くそ、そういった属性は持っていなかったんだが。認めざるを得ないな・・・。クルル超可愛い。ロリっ子です。妹的なキャラです。ロリ系ヒロインとして、可愛さは多分俺の中でNo1になったかも。っていうくらいに可愛い。共通ルートでも、個別ルートでも可愛いです。個別ルートも、まぁ盛り上がりはそんなにないけど、一応このゲームにしては奇跡的に筋は通っているし矛盾そんなにはないかな。まぁ設定をあまり使えてない感は相変わらずですが。
学年的には先輩、だけど天才魔法少女なので飛び級で実際には年下。アズという猫のぬいぐるみが魔法でしゃべる(んだと思う、どういう原理なのかは作中で明確な説明はない)。この相方アズがこのゲームの雰囲気(ギャグテイスト)を作り上げているといっても過言ではないかも。
個別ルートでは、クルルの普段抱える重圧。というものはサラっと流され、主人公好き好き。天才少女って設定・・・いるか?という突っ込みは心にしまいつつ、祖母の死と下宿の終了というピンチに直面。それを解決する手段として、クルルは魔法で大人になる・・・。はい、ここで突っ込みが入ります。大人になる理由、ストーリー的にも問題ない。だが、「ロリっ子を大きくするとはアホか!」と画面に怒鳴らざるを得ない(結局元には戻るんだけど)。で、しかもこの大きくなった後がちょいおかしい。立ち絵、もなんか面影あんまりないし。お姉ちゃんならわかるけど、同一人物の成長と言うには多少苦しい感はあった。あと喋り方、魔法で大きくなってるんだから精神的な成長はなく肉体的な成長(というか変化?)だけなはずですが、口調が変わりすぎかと。あと、声優さんは同じなのかわからんけど声質も結構変わっていてかなり微妙。
結局主人公に説得され魔法は解けるんだけど、アズは元に戻りません。成長していた間は肉体の維持に魔力が使われるということでアズが静かになったのは説明できるけど、元に戻ってもそのままなのはなぜ?一回止まったらもう元に戻らないのか?いやそんな理屈云々よりも、長年連れ添った相棒が居なくなったというのにクルルの反応は冷たすぎないか?主人公しかもう目に入っていないにしても、ちょっとそりゃないんじゃないかというか。ここで盛り上がってもいいだろうところでつくづく盛り上がらないですこのゲーム。


リン:
エルファンのお姉さん。女子大生で下宿では唯一の大学生、でヒロインの中では最年長だけど頼りがいのない情けないお姉さんです。下宿の中での立場は一番下、しかも大の男嫌いとしょっぱなから主人公とは一波乱。
でも共通ルートを通じて、なぜか主人公は大丈夫になっている。そんな感じのイベントは特になかったはずなんだが、まぁそういう設定ならしょうがない。喫茶店でバイトをしている(制服はメイドっぽい。色々な要素を詰め込み過ぎるのもどうかと思う)、基本的には苦学生っぽいんだが・・・そんなエピソードも特にない。教師志望で、主人公達の学園に教育実習に行く前くらいから個別ルートはスタート。回りは彼女の男嫌いを克服するべく、なにかと彼女と主人公を一緒に行動させようとします。う〜ん・・・このゲーム、基本的にルートが決まると周りは完全に応援(もしくは余計なおせっかい)モードですね。全員(ユキはちょっと特殊だけど)。
唯一種族とか魔法が関係してくるシナリオではありますが、それもあんまり。別に他のものにも置き換えられるような話です。こいつも特に盛り上がりとかはないですね〜。でもクルルのシナリオ同様特に矛盾とかがあるわけではないので、まぁ「ぱっとしないシナリオ」っていう感じ。


総評:
基本的にはOPとキャラのゲーム。シナリオは本当に期待しない方がいい。あと、やはりキャラを魅せると言う点については高い水準にあるせいか、結構ヒロインたちの服装が豊富なのもいい。コスチューム類ではなく、私服のバリエーションがあるのはやっていて嬉しい。
タイトル「Nuesery Rhyme」は童謡・わらべ歌みたいな意味の英語で、さらに最終週(というかエンディング)のタイトルにもなっていますが。・・・う〜んって感じです。合わない、とは言わないけど的を得ているとは言えないようなタイトル。
まぁ有名なOP曲と、キャラ萌えのゲームってところでしょうか。ゲームとしては面白い、とは呼べないですがキャラが可愛いのでそれだけで満足できるならいいゲームと呼べるでしょう。シナリオをそんなに重視しない人なら十分楽しめるかと。
自分も「萌え」というものを再認識させてもらった感じがある。
posted by シュレディンガーの猫 at 02:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム(美少女・R18) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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