2008年11月18日

この青空に約束を

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ようやくクリア。始めてから完クリまで結構間があったので、最初の方にクリアした子のルートは軽く忘れてるまであるけど、一応レビュー。

感動系・泣き系との評価される良ゲーと言われている。が、正直そうは思わなかった。率直に言って。

温かい雰囲気のゲームではある。雰囲気はいいゲーム。「寮」というのが舞台だけど、離島の田舎の学校なんでちょっと普通の寮ものとは一線を博すけれども、でもだからこそ温かい雰囲気に仕上がってはいる。

良ゲーではあると思う、が正直ストーリーはそんなに引きこまれるほど面白く、はない。雰囲気を楽しむ、そんな感じ。まぁ初心者向けとしてはかなり薦められる作品ではあるが。
なんか話が薄い。それぞれの物語に、『核』となる部分はあるのだけれどそれに対して物語が余り深く掘り下がりはしない。

システムとしてはスキップが優秀。エロも質も量もストーリー系のものとしては満足できるレベル。ストーリーはさらっとはしてるけどそれなりに楽しめるので、多分前評判がなければ満足というレベルの作品。ちょっと事前知識のハードルが高すぎたかな・・・


ルート別感想:

海巳:
幼馴染もの、なんだけど過去の事柄とかがちょっと他では見たことないような感じ。ただ個人的に、こういうタイプの女の子が身近にいるのでどっちかっていうとイライラした。キャラとして全く似てないんだけど、「昔色々あって」最終的には俺しか頼れない。っていう感じ、だからこそ見てるとイライラする。事実は小説より奇なり、現実の方がもっと苦しいから。
メインヒロインっぽいけどパッケージとかみると凛奈もメインっぽいんだよなぁ。まぁ話は全員しっかりしてる(突っ込み所はあるけど)し、あえてメインを言うなら「つぐみ荘」がメイン?
ただ、ストーリーとしては一番作りこまれてたような気がする。このルートは、まぁストーリーも評価できる感じでした。いやどのルートもそれなりには面白いんだけど。そういうのを考えるとやっぱりメインなのかしら?

誰にでも、幸せになる権利がある。難しいのはその享受
誰にでも、幸せになる権利がある。難しいのはその履行
私にも幸せになる権利がある。難しいのはその妥協」
ひぐらしの、梨花。いやフレデリカの言葉がなんとなく浮かぶようなシナリオ。


静:
・・・なんだろうなぁ。この子のルートは。妹もの、とはまた違うし。なんつーか終わった後に感想の残らない感じでした。源氏物語の光源氏的な?っていうのともちっと違うんだけど。彼女が「人とまともに接せるようになる前」が情報としてしかないから、ちょっと話としてはどうかなぁって感じ。そういう描写・過去の回想がもうちょっとあったらまた印象も変わるんだろうけど。

宮:
典型的なお嬢様もの。でもまぁ面白かったっちゃ面白かったけど、後半の展開がちょっと強引な気がしたかなぁ。

奈緒子:
過去の主人公との関係は、処女の高校に入るか入らないかのオナゴとしてそれはないんじゃないかと突っ込んだ。社会人の話なら面白かったと思うけど。ま、姉さん可愛いっす。

さえちゃん:
ダメな年長者。でも、それが可愛い・・・。このゲームで唯一萌えを感じたかも。さえちゃんかわゆす><
ストーリーは、ダメな先生と頭の切れる生徒(でも抜けるとこ抜けてる)の蜜月的な感じ?

凛奈:
パッケージ的にメインヒロインなのか?まぁ・・・この子ももうちょっと彼女がツンケンしてた理由みたいのを深く掘り下げて、もっと根っこの部分からそれを解決するみたいな話の方がよかったかもしれないけど。彼女が輪に加わること自体は共通ルートでのことだから、それも難しいのか?
まぁオチは結構面白い。


と、どのルートもこれってところがない(キャラの魅力以外)。かといって、細かい部分で突っ込むところはあるけどなにが悪いってこともない。
繰り返しになるけど、雰囲気を楽しむ感じ。これだけの人数が居るけど、キャラがしっかりと別れててそれが生み出す日常が一番やってて楽しかった。みんな可愛い。エロ可愛い。

しっかし、どのルートも「付き合うに当たり(もしくはその後)色々問題があるんだけれども結局みんなの力でなんとかなる(する)」ってワンパターンなのがなぁ。団結力とか仲間意識の温かさを出しているんだけど、さすがにそれだけだとどうも・・・。
なので、このキャラが好き、っていうのはあるけど「このルートはこういう話でよかった」みたいのはない。どのルートも根底にある部分がゲームの主題的な感じだから。海巳と凛奈のルートだけは、ちょっと赴きが違う気もするけど。


と、ここまでは個別ルートの話。全員ルートクリアすると、『約束の日』って奴が現れます。最後の卒寮式、寮からみんなが旅立つ日。それぞれが、それぞれの別れを告げる日。そして、みんなが卒業する日。
ここは、ガチでなけます。短いけど、「この青空に約束を」が全て集約されている。感動系・泣きなのはこの部分だけです。
エンディングテーマは、作中で主人公が作るシーンもあるし。最後にみんなで歌う(しかも泣きながら)は反則だと思います。

個人的には、こういう感じをゲーム全てに散りばめて欲しかったんだが・・・各エンディングにそれぞれ。まぁこれも表現の一つということで。なので、多分ここまでやらないと感動もしないし特に、っていう感想も残らないかなぁと。

ただこの一点だけを指してこのゲームを感動系と評するのには、やはり俺は抵抗がある。でも、ここまでやったのなら温かく感動するいい話だったって感じです。

これは自分自身、そんなに数多くのゲームやったわけじゃないけど、「感動系・泣きゲー」で最後に終わって涙ボロボロや切なくて胸が張り裂けそうになる、ではなく温かい気持ちで終れる感じは始めてかもしれない。


・・・ちなみに、この最後の集大成「約束の日」を見終わった後、その後茜とってルートがあります。茜、一番タイプだし俺歓喜!!ストーリーも結構シビアっていうか、急に現実的っつうか。ちょっと本編とは違った感じではあるのですが、それがまたいい。
茜が可愛い・・・んだが、ストーリーとしてはやっぱりなぁ。あそこまで格好よく描かれてた主人公がこうなるか?みたいな展開でルートが始まるので。まぁ、でもこういうのもありですね〜。だって茜可愛いからさ!寮は壊されるけど(超ネタバレ)でも、その後の展開は面白いし、茜可愛いし(何回連呼すんだよ俺)。


みんなみんな可愛いゲームですが、やっぱ茜が一番。


総評:
キャラの可愛さは、絵柄さえ受け入れられればかなり高いレベルです。シナリオは、構成や話の質としては面白いですが、「もう少し書けよ」とライターさんにつっこみを入れたい箇所が随所に見られます。そのため盛り上がり不足や、全体的な描写不足で満足できる、という感じではないですが、物語の雰囲気としては上手く作られていてそれを楽しめるゲーム。

なんだかんだ言ったけど、結局は評判通りの良ゲー。茜可愛いよ茜
posted by シュレディンガーの猫 at 04:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム(美少女・R18) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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