2010年09月02日

少女と世界とお菓子の剣 Route of NANA

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 やり切りました、「少女と世界とお菓子の剣」第二部RouteNANA。ナナ先輩マジ可愛い。やっぱガチロリよりはこのくらいの方が好きかなぁ・・・個人的には。

 ぶっちゃけ第一部よりキッツい。児童虐待、女児レイプ。正直しんどすぎる。第一部の感想でも言ったけど、子供の味方にならない大人、助けてくれない大人。そして、子供の心を平気で砕く大人。っていうのが全面です。

 第一部のRoute of AYANOもそうだったっけど、個別ルートがとにかくドギツイ。その前のエピソードは、子供同士のイジメとか恋愛とかそれなりに見れるんだけどね。個別とにかくきっつい、今回は特に。

 ヒロインルート突入前までなら、完璧に大絶賛。ただ上記の通り個別はかな〜りヘビーです。君望みたいに人間関係でドロドロしてるんじゃなくて、なんちゅうか人間の屑的にダークなもんで、見てるだけでもキツイ。



 と、まぁ第二部やってこうってことは全体的にこうなんだろうなぁ。否定はしないけど、見なくて済むなら見ないでおきたい類のエピソードをここまでぶち込んでくるのは同人だからできることだなぁとは思うけど。やっぱしんどいよねやってて。




 さて、第一部ではストーリーについては特に批判すべき点も(ダークサイドの好みを除けば)なかったけど、今回はちょっとあるかなぁ。

 ミステリーではないけど、それっぽく話は作っている。しかし、今作を最後までやると「物語開始以前」からそもそも「世界の夢」で虚構のリアルってことになってしまいます。全ての前提が、まず間違ってる(嘘)ってことね、ミステリーではないから別にいいんだけどさその部分を謎にしてるわけじゃねーし。
 ただ、そうするなら「世界の夢」が終わった後どうなるのかっていうのは欲しかったかな。「で・・・その後は?」ってとこで話終わっちゃうんで。一応第一部はAYANOとくっついてHAPPYENDっぽく終わるしね。それに比べると、これどうなんだろ?

 そして、第一部よりはストーリーの中核をあらわしてる感じはする。春野苺の正体とかね、軽くは匂わせてる。全ての真実を見るには第三部やるしかないんだろうけど。次回予告で2011年ってことは、来年の夏コミかねぇ。

 リアルファンタジーっぽい設定も、舞台もストーリーも面白い。けどやっぱりダーティな部分がキツイから万人受けはありえないかなっていうのは今作も一緒。
 今作はヒロイン奈々子がそんなにロリではないのでそういう意味では前回より自分はよかったかな。相談者とか、事件の加害者被害者が無駄に可愛いので1ルート1ヒロインはちょっと残念かもねw


 それからこれは俺のやり込み不足かもしれないけど。どうもナナエピソードは難解です。以下ちょっとネタバレ入れてのガチ考察。









 情報を整理する。

 奈々は睦美である。睦美→奈々は世界の夢。つまり、本来の睦美は父方に引き取られどっかの田舎で育った。
 しかし、奈々として存在することで夢見町にいる。

 奈々ルートの夢は、多分これ一つのはず。なんだけど、この前提からして曖昧なんだよね。睦美→奈々に「完全に入れ替わった」のか、睦美が奈々という存在をも許容した2人分の存在として存在するのか。この辺りはカバっちの証言が頼りになるんだけど、カバっちは「妹」の存在が微妙にしか認識できてなかった。つまり「妹」は存在しないことになってる?と考えると、「双子なんてはじめから存在しなかった、奈々一人」っていうのが夢としての形かな?



 奈々として存在=あの家で義父にレイプされている。ってことなんだが。母親どうした?ってのがまず第一の疑問。どっかに回答あったっけ?まぁそれは死んでるでもなんでもいいんだけど。
 上の仮定に当てはめると、奈々(双子ではなく一人っ子)の両親は離婚して、奈々は父方に引き取られた。そして実父にレイプされながら生活している。
 

 ゲーム一周して感じた印象としては。

現実:睦美は父方に引き取られた、特に不幸はなし。ただし奈々は義父にレイプされて数年前に自殺。

世界の夢:睦美→奈々。夢見町で実父にレイプされながら暮らしてる。

 と、微妙に符号しないんだよなぁ。睦美→奈々が世界の夢ということだけど。睦美→奈々の部分で、「父親からレイプされてる」ってとこだけが奈々になったのかな。奈々をレイプしてる相手はどうも実父に見えるんだけど。あれが義父であるってことを否定する材料もないけど、なんとなく実父の描かれ方とか見てるとね。やはり上記の仮定が一番しっくり来る気はします、しかしゲーム中にその回答はなし。

 他エピソードと違い、奈々の場合回答がないから推測以外では言えないからなぁ。回答&アフターストーリーは欲しかったですやっぱり。





 あと、物語後半、奈々が父親を弓で射った。しかし、真実は(アヤノの確認により)彼女の父は傷一つ負ってない。これの回答がわからない。
 可能性としては、奈々の狂言っていうのがある(実際には射ってなんていない)けど、それをする理由がいまいちなんだよね。主人公の気を惹く≒心配させない嘘?
 射ったけど外れた。あるかそれ?それが一番かな。う〜ん、あの辺りすっげぇなんかあいまいだよね。そもそもレイプされてるなんて事実はない、というが真実ではあるだろうけど、あの時はアヤノ含め世界の夢を見てる状態だろうし。アヤノが夢の外にいるならわからなくもないが・・・。それは少し材料がなさ過ぎて無理な仮定かな。ひぐらしじゃねぇんだから。


 それと初Hの時の姿。あれはラストの真実を受ければ、「本当の奈々(睦美)の姿」って捉えることもできるけど・・・。ラストで奈々はあの姿になるかなとも思ったんだけど、そんなことなかったしね。結局あの後二人がどうなったかは非常に気になる終わり方。結局なんだったのあれ?

 そして奈々の怖いくらいのSEX依存っぽい感じ。あと言霊で縛ることか、まぁなんとなく想像はつくんだけどそれに対する明確な回答もなし。

 凛子の「呪い」についても、細かい説明はないよね。あれが彼女の能力か?普通ではないよねあの演出。
 苺が消えたりするってこと云々に関しては、彼女の正体と共に第三部まで待て、って感じだと思うから保留でいいけど。主人公の過去とか、ビニールバットとかもね。

 たださぁ、物語ラストで主人公は大人になった。言霊リップが効かない、それはわかるんだけど。ならなぜ子供だけに与えられた能力が使えるんだろうね。ビニールバット、あれは世界と戦う力とはまた別次元なのかな?こいつもまぁ第三部まで保留っちゃ保留でいいんだけど。あの次点ではどうも矛盾になると思うんだ。




 というわけで、Route of NANAはいくつか曖昧・謎のままな部分がストーリーにあり手放しに賞賛はできないかな正直。第三部で回答が出ると思える部分はいいんだけどね、第二部のストーリーとしてかなり不明瞭な部分は多いです。
posted by シュレディンガーの猫 at 03:47| Comment(4) | TrackBack(0) | ゲーム(美少女・R18) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーん。どうなんでしょうねぇ。
私も今やり終わったところでしたが・・・後、あの父親は義理の父ですね。

主人公が家のネームプレート?を観たときに「呉木」とかいう名前だったって書いてあった気がします。

後は・・・倫子さんですが、あれは能力なのかな・・・しかし、大人になった時点で呪いは無くなるとおもいます。「子供」にだけ与えられた力ですから。

今部作は終わり方がパッとしてなかったですね。アヤノルートみたいに綺麗に終れば良かったけど、最後に先輩が「大嫌いっ!!」とか言って、主人公への愛を表現していたところまではわかったんですがねぇ・・・。ぶっちゃけると、夢がこわれてその後の生活がきになりますね。父親とはどうなったのか。どこに住んでるのか。体はぺちゃぱいになるのか。などなど

謎の多い作品だったので、次回作に期待するしかないですね
Posted by やりましたよ at 2010年12月17日 22:56
こんにちは。始めまして?でいいのかな。

父親は義父ですか。ということは、睦美の存在自体なかったことになって、奈々に完全に成り代わってるっていう感じでいいんですかね。

ストーリー表面を謎って楽しむだけなら問題ないですが、いざ深く考察しようとすると疑問になる点が今作は少し多かったように思います。三作目がどういう内容になるかわかりませんが、今作の謎も消化するような形で作ってくれるかどうか・・・。

第一部・第二部の奈々先輩を、第二部のラストで完全に否定してしまったので。夢が覚めた後、どうなるのか気になりまよね。
(というか一部は奈々先輩の夢はひたすら継続中なわけですし・・・)

三部でその根底を解決してくれるような展開になればいいのですが。今月の冬コミは別作品で、おそらく来年の夏コミまではお預けですかね。私は冬コミも多分並ぶとは思いますが・・・


あまりこの作品に関しては深く考察してるサイトさんやブログさんが見つからないので、貴重な意見が聞けて大変参考になりました。大したもののないブログですが、よろしければまたご来訪くださいませ。
Posted by シュレ猫 at 2010年12月18日 01:13
返信が送れて申し訳ないです><

初めましてですね。

完全に否定しているってことになりますねぇ・・・そう考えると、色々謎が出てきますよね。アヤノルートで「依存」している。という展開だったのに、簡単にアヤノがミノ君に「依存」する方法をナナ先輩に譲る。ということをしている訳になりますし。そこは、ハツがいるから大丈夫。だとかかな・・・?

冬コミは違うでしょうねぇ・・・それより、非実在青少年の規制やらなんたらで、色々なサークルさん達が制作をやめたりしたら私の精神にきますね・・・。来年の夏にちゃんと発売されていることを願うことしかできませんね。

でも一作、一作で話を完全に振り出しに戻しているって感じがありますよね。そうなると・・・苺ルートはミノ君の過去の話やらになりそうですね。あのバットはなんなのか。とか
後は、幸せを壊す剣を手に入れたらなぜ苺が消えることになったのか。などなど。
そこで、ナナルートの謎などをすっきりしてくれる話になることを願いますかね。

こちらこそ、貴重な意見交換の場としてここを利用しちゃってすみませんorz でも参考になったので、他のゲームなどもちょくちょく覗こうかな。と(笑)
ありがとうございました

Posted by ボーダー at 2010年12月19日 21:36
ハツがいるから、ならその点の描写は入れるべきだと思います。が、同人ゲームですし。さらにはあまりストーリー物を重点的にやってきたサークルさんでもないので、そこを批判点にするのもなぁという感じもしますね。

建前上、都の条例に関してはR18としてるモノは関係ない気もしますが・・・。
私立さくらんぼ小学校の「登場人物は18歳以上です」といううたい文句もどうかって感じしますねw
R18の同人関係まで規制するようなら、一番最初のターゲットになりそうなサークルさですし。別件の小学校名の件で注目もされちゃったし・・・。お菓子の剣シリーズは完結してくれることを祈ります><

良くも悪くも、作品としての評価は第三部やらないことは。って感じだと思います。

好き勝手にレビューだの批評だのしてるページなので、感想異論反論大歓迎ですよ^^

お時間さえあれば、どうぞご自由に見てやってくださいませm(_ _)m
Posted by シュレ猫 at 2010年12月20日 22:38
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